ごあいさつ

第33回日本RAのリハビリ研究会学術集会 ごあいさつ

rheumatology-nakazaki1第33回日本RAのリハビリ研究会学術集会 大会長
公益社団法人石川勤労者医療協会 城北病院 リウマチ科
中﨑聡

第33回日本RAのリハビリ研究会学術集会を2018年10月20日(土)に金沢商工会議所で開催いたします。伝統ある本研究会の大会長を今回、金沢で務めさせていただくことを光栄に存じます。

この20年間、1999年にメトトレキサート、2003年にレミケードが発売され、それ以降の生物学的製剤など分子を標的とする薬剤の引き続く登場により、関節リウマチの治療は劇的に進歩しました。臨床的寛解、構造的寛解、機能的寛解がゴールとなる症例も増えてきています。進歩する薬物療法の中で、関節リウマチのリハビリテーション医学については注目される機会が少なくなってきています。しかし、薬剤の進歩は全ての患者の問題が解決されたことを意味せず、薬物療法から取り残された症例、臨床的寛解ではあるが関節炎が残された症例などが多く存在しています。

一方、2003年にPedersenらが、筋線維で作られ内分泌的な働きをするサイトカインやペプチドをミオカインと分類したのを契機にして、筋肉の研究が進歩し、筋収縮に抗炎症作用があることが実証され、関節リウマチに対しても有効であることが証明されつつあります。

以上の状況を踏まえて本研究会に求められていることは、評価方法、関節保護指導、装具やスプリント、術後のリハビリテーションなどの従来から私たちが取り組んできた方法論の進歩やエビデンスの集積を引き続き行うと同時に、新しい分野として筋力増強運動による関節炎の治療に取り組むという課題が提起されてきていると考えます。

2018年の本研究会が新しい状況にふさわしい大会となることを祈念して、テーマは「リウマチリハビリテーションの新しいステージ」としました。皆様の積極的な参加と発表をお願いいたします。

さて、北陸新幹線が開業した2015年3月以降、金沢には多くの観光客が訪れています。兼六園、金沢城、ひがし茶屋街など金沢には人を引き付ける多くのスポットがあります。また、地元でとれた新鮮な魚、寒冷な気候と白山水系の良質な水そして酒造好適米「五百万石」の産地という好条件を活かした地酒、きめ細かな肉質と上品な脂が特徴の能登牛など、私たちの舌をうならせる食材が盛りだくさんあります。そんな金沢で皆様方のご来沢をお待ちしています。

広告